大変遅れてしまいましたが、ようやく8割程整いましたので、
下記日程より順次展示会を行いたいと思います。

連休明けの5月10日から15日まで吉祥寺アトリエにて受注会及び販売会を行ないます。
尚今期より一般の方も展示会場に足を運んでくれた方のみの、
来期シーズンものが特別価格にて受注が可能になりました。
一人で不安な方も居られると思いますが、そんな時は友人と共にご来場下さい。


Preview
4月
26(火)
27(水)
28(木)

29日(金)
注意)29日一般の方もお越し頂けます。


本展
5月10日〜15日まで
5月
10(火)
11(水)
12(木)
13(金)

14(土)
15(日)

注意)
14,15日は一般の方もお越し頂けます。
アポイントメントオンリーです。

mail★mifrel.co.jp★は@です。


タイトルに“展示会観覧希望”を明記の上メールを送って下さい。
こちらから折り返し、アトリエ行きの地図を添付ファイルにてお送り致します。



* * * * * * * * * * * * * * * * 



ようやく出発地点に立つことができました。
色々な困難があり、もう挫けそうにもなりかけましたが
それでも楽しみに待っているお客様もいるはずですとの
声を聞き私たちも本展に向け、精一杯進んできました。


家族や友人・知人に支えられ絶対に諦めない気持ちをとパワーを
頂き今回は全ての人に捧げられる様な展示会にできれば光栄です。


ファッションを通して、私たちにとって何が出来るのか?


正直今のファッションの流れの中で社会のスピードについていけず
整理できていない私たち自身への問いかけでもありました。


ファッションは美しく、そして時に儚く奥深く時と共に進んでまいりましたが
昨今のサイクルの早い消費社会の中で私たちはどうしても前に進めずにいたのです。
信念を持って進んではいても、資本主義経済という大きな流れに飲み込まれそうになってしまいました。



私たちのゴールはそこに無くても、何か見えない道を走って行かねばならない
不安や恐怖が私たちを覆い被さり、辺りが真っ暗な状況でした。


未来への明るい兆しはあるけども、その扉がぼやけていて
微かにしか見えない時に何を思うか、何を信じるか?


果たして希望だけでやっていけるのか?



全然関係無い様に感じるかもしれませんが、
私の世代よりも少し上で、尾崎豊が亡くなった後のドキュメンタリーで誰かが
“隣りに居た人がほんの一声掛けてあげていただけで、彼の命を救えたのかも知れない。”
その言葉が今でも忘れられません。


その一言を代弁すると多分優しさだったり、愛情だったり
人を想う気持ちなのではなかったのではないかと想っています。


ファッションでそれを表現し、何かを感じさせる事は
非常に難しい事なのかもしれません。
しかし私たちはそんな人のココロの美しさを感じさせる服でありたいと想っています。


隣りにいる人を大事に思う事、繋がりを大事する事
人との関係を大切にすること
大きな資本主義経済の中で忘れ去られた置物を取りに行く様に
不器用ではありますが、支えてくれる方々と共に
手を取り合って協力し合って進んでいきたいと感じたのです。


3月11日に震災が起きるなんて考えもしなかったのですが、何故このようなテーマであったのか?
きっとそこには忘れてはいけない人として大事な部分があるような気がします。


感情的なテーマを表現する時、服で全てが表現できているわけ
ではないかもしれませんし、それはデザイナーとしては失格かもしれません。
動揺した分迷いも生まれているかもしれません。


でもそこには袖を通した人にしか分からない私たちの想いが込められています。


いいわけだと罵る人もいるでしょうし、馬鹿にする人もいるかもしれません。
真っ直ぐな想いが空回りして、揚げ足を取る人もいます。それでも私たちは前を向いて
進んでいかないといけません。
でも私たちの大切な想いは、一着一着に込められているのです。


愛を持って接することができるように、ミフレルを応援してくれる一人一人に
そんなメッセージを伝える事ができれば幸いですし、
それは未来へ向けた笑顔なのではないかと思います。


決して時代の先端を担っていたりするブランドではありませんが、隣りにいる人を
少しでも幸せにしたり、喜んでもらえたりするだけでも大事なことです。


その人の生活に微かな明かりを灯すブランドでありたいなと思っています。




今期のテーマである“あすにかけるはし”はどんなな困難な状況でも、
一緒に手を取り合って頑張ってくれる人がいる
応援してくれる人がいることに感謝し捧げるコレクションになれば嬉しいです。
それはきっと“あす(みらい)へのかけはし”なのだと信じて、、、


子供達の笑顔を見て、誰しもこの子達の未来を良い社会にしてあげたいと
想うはずです。そしてそれを自覚し行動に移すのが、私たち大人の使命だと思います。



以上