出張→打ち合わせ→制作
此所最近ずっと外に出てます。


しかも仕事とは全然関係無いのに免許更新で一度
福岡に戻らないといけません(i i)
(この忙しいのに、、、)


雨にも負けず、、、雪にも負けず、、、
風だけは引かない様に気をつけて。


とは言っても制作は進めないといけないので
出来る方がやる、二人でやってて良かったなと思う瞬間です。

自分が動けない時は周りに助けられるものですね。


話は変わりますが、
イーリーキシモトのロンドンのスタジオでの
制作風景が装苑か何かの雑誌に掲載されていました。
型紙をベースにプリントをそれに合わせていたのを
鮮明に覚えています。

基本的にウチの刺繍の打ち方も同じです。
ドレープでパターンを作った後に型紙を作り
それに合わせて刺繍の図案の配置。

これもミリ単位実は合わせているんです。


しかも手作業の部分も含むと一着分の刺繍を打つのに
2時間弱掛かったりする場合もあります。


ラメ糸なんて使ってしまうと余計に時間が掛かるんです。


ステッチも色々な手法があるので、
1針1針プログラム上で指示していきます。


セールというファッション界の
経済システムが習慣化されている今


私達の様なやり方はちょっと世の中の基本と
されている制作現場からはズレているかもしれません。

(セントマーティンズMA時代の作品)
学生当時から非合理的な事ばかりやってた悪いクセなのかな??
他の誰もやらないそんなやり方が出来るのも
またミフレルだけの強みでもあると思っていますが、、、
大変には変わりないっす、、、。



工場から上がって来て通常上がりと言われていても
後加工したりただの服ではありますが、
その一着が出来上がる背景はいろいろな過程を含んでいるのです。


それを知って欲しいとは思いませんが、
セールで簡単に値下がりした物を選ぶ価値観というのは
少し違うかなと思ったりもします。


生地を作り、草木で染め、刺繍を打ち、編んだり、織ったり
様々な人たちが関わって出来るのがミフレルの1着です。


ウチの場合はボタンでさえボタン屋等の副資材屋さんで買うのではなく
物によっては作家さんだったり、アクセのデザイナーに頼んでいます。
もちろん原価は通常に比べるととても高いです。


少しでも一緒に作りあげる事で
知らない人の手に渡り、これはどこで誰が作っているんだろう?
自分もブランドを立ち上げたらこんなに手の込んだ物を作りたい
そんな想いにさせてくれる様なブランドではありたいと思っています。


たった外食一回分の発注ぐらいしか出来ないかもしれませんが、
パーツで考えるとやはり高いです。


それでもこんな素敵な物なんだから
使いたい!そんな思いにさせてくれるんです。
幸運にもそれを支えてくれる人たちのおかげで、、、


(*ボスより削除指令が出たので、前後の文省略させて頂きます。
本音はいつも心の中に、火傷しないようにとの事で、、
ごめんなさい。)


関わってくれている工場さん達と同じ釜の飯を
喰うつもりでいる私達に取っては
簡単にセールはして欲しく無いと思っとります。


同じ整形の顔が生産される物事なんて望んでませんし
私達にはきっと必要ない。
人間味のある大事に作られたものーそれで良いんです。
quantity than quarity
数より質



工場の方々の笑顔を思い出すとね、関わった以上は
皆笑顔で未来へ向かっていきたい
いつもそんな想いで物づくりに励んでいる毎日であります。

素敵なニットのファーストサンプルも大阪から届きました!
やってくれるね、ドヤ顔されても良いです!



納品、イベント、コレクション制作と慌ただしい毎日を過ごしていますが、
今季が一段落したらちょっと早めの休暇を取ろうねと今からすでに計画中です。
来季のコレクション用に行き先はインド(私)とパリ(相方)、、、、だと良いねって
あっ、別々なんです、たまには。