ミフレルの藍染


我々は品質タグすべてに
その生産過程に携わった背景を明記しております。


そして藍染めは



“藍を感じる”との見出しが入っています。



初めて藍染めの工房を訪れた時でした





工房内の壁に掛かっていた一枚のお手拭きを
思い出します。


淡い淡いほんのり薄いエメラルドグリーンな青
本当に本当に薄い青





これ何の材料でどうやって染めたんですか?と聞くと




染めてたやつが、陽に当たって退色したんだよと
教えてくれました。




私はその時にこれは面白い!と思ったのです。


一般的な藍染めというものは
濃い青所謂ネイビーの様な色を指して
藍染めと認識されていますよね?!私自身もそうでした。


これはツマラナイと、、、思ったわけです。
作っている物がお土産なんですね。


◎とか色を抜いたり等もありますが、
う〜ん、、やはりデザインが古くさいんです。
あからさまな藍染め=分かりやすいの構図のデザインが
嫌だったのです。


だから工房に御願いして
薄く染めて下さいと頼み込んだわけです。
基本的に職人さんは色が不安定になるから
嫌だと何度も拒否されましたが、そこは説得して
今も継続してやって頂いています。
*ただやはりいつも希望の色より若干濃く仕上がってきますが、、


陽に当たり、洗濯をして少しずつ色が変わっていきます。
最終的には限りなく透明に近いブルー、、、あっ間違えた



淡く薄いエメラルドグリーンな青になるんです。


そのような一連の過程が藍は生きている
叙情的で詩的で、、、素敵だなと感じるんです。
そういう背景があって“藍を感じる”と付いているのです。




染め物は生き物である
ミフレルの染色は今後もそう在りたいと思っています。
手に取って頂いた人とともに変わっていく大事なものであってほしいです。