mifrel arts and crafts
京都滞在中に京都国立近代美術館で行われている
アーツ&クラフツ展へ行ってきました。
僕とウェイウェイとの最初の接点はウィリアム•モリスが好きだった事。
19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動「アーツ&クラフツ」
というモリスが掲げた精神が今のミフレルの行動の原点なのです。
大量生産による、安価で粗悪な物より手仕事の良さを再提案することを
やはりやっていきたい。
生活と芸術、伝統と文化、自然と環境そして人と人すべてが深く関わり合って
生まれるモノづくりこそ僕達の提案したいコミュニケーションの形なのです。
職人の方達は生き甲斐を感じ、手仕事の喜びや美をもう一度と思い日々試行錯誤しています。
どうマーケットによみがえらせる事ができるのか?
我々ブランド側がどう在るべきか?
等考える点も多いです。
それはデザインに関しても同じだと思います。
使われっぱなしのアーティストやイラストレーターは
時期が過ぎればすぐに捨てられてしまう悲しい時代です。
よく言えば、良い意味で競争し、刺激し合っているし
悪く言えば彼等自身も時代に流されすぎているのかもしれません。
最近はプレーンで無地のナチュラル系と言われている物が多くありますが、
日本の伝統美に見る、織りや染め、蒔絵等美しい物がたくさんあります。
それらはやはり職人の方達の手から生まれるモノであり、魂が宿っているのです。
そしてそれらこそがMADE IN JAPANのプロダクトなのです。
そういったモノがやはり文化として後世に残っていくのだと思います。
話は逸れましたが、自然や伝統の美を再発見する意味でも
是非観に行くべきだと思います。
11月上旬からは東京の方でやっているみたいです。
Posted By
T.R